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クリイプ「まだ名前のない神様」
舞城王太郎の「みんなげんき。」を思い出しました。
読み始めが辛い。ノって来るまで辛い。3行目の表現(私と弟が通う小学校で運動会があっている最中のことだった)で転けて三時間放置してから再度読みました。
弟と言う表現が多くて、色々隠したいんだろうなーってのが透けて見えちゃって、一寸残念。途中、弟は~を彼は~の表現に換えれば、其れを隠せたんじゃないかなーとか、思いました。
「みんなげんき。」のイメージで読んだので、真の能力者が誰かが頭の中で分かっちゃったのが一寸だけ残念でした。
好きな人は好きな文体なのではないでしょうか。
僕は嫌いですが。
リズムが掴み難かったのが嫌いな理由です。

導入に一番いいと判断してこの位置です。
目線の高さやまとめ方のバランスが良く、ほろ苦く後を引く読後感でした。
引っかかるといえば主人公が自分自身を良い子って言っちゃう辺りでしょうか。振る舞いに合ってない感じがしました。

ストーリーは面白かったような気がします。というのは、文章にすごく違和感があって、主人公に感情移入ができませんでした。文章のリズムとか繋がりは自然なんですが……。2、3回読み直しても入り込めなかったので単純に合わないんだろうなぁと思います。
ストーリーは、最後お父さんが帰ってくるのと弟が消えることが絡ませられたらもっと良かったのでは、と思いました。
タイトルは今回の中で一番好きです。

三城俊一「優しき博士の処方箋」
ノンフィクションはあまり好きではないのですが、何処かで聞いた話だなーと思ってたら、大学の講義で聞いた話でした。
可も無く、不可も無く。
知らない話で在れば、面白く感じたと思います。
表現で少々、気になった所が「自殺幇助」と言う表現です。
確か自殺幇助罪は日本固有の名称だった気がして。
アメリカでは「死の幇助」だった様な気がします。
記憶違いだったらごめんなさい。
「自殺幇助」と書かれるよりも「死の幇助」と書かれた方が聞き慣れない音なので注意を引ける様な気がしました。
あと、物凄く気になって、読みながら気持ち悪く成った表現が「此岸」ですね。
キリスト教圏で此の表現は在り得ない「此岸」は仏教の概念です。
主イエス~とか言ってる後に此の表現が出て来て、物凄く気持ち悪く成りました。

お久し振りです。以前の作品のイメージからはパワーダウンしている気がします。それは恐らく死に臨む主人公が行動を制限されているからで、どちらかといえば姉目線で書いたほうが動かしやすかったのでは、と思ってしまいます。
パワーダウンしていても文章力と心情の表現は素晴らしいので、またよろしくお願いします。

掲載作品の中で一番完成度が高かったと思います。「面白かった」とは違いますが良い作品でした。
基本的に読ませてくれる文章なので、ストーリー的にもっと遊びがあっても良かったのでは、と感じました。

水夜ちはる「神の戦争と勇者の瞳」
30代半ばには割と分かる話で、好きです。
「ジハード」や「クルセイド」皆、読みませんでしたか。
僕の頭の中で、あの絵でキャラクターが表示されてかなりストーリーを追うのに苦労しました。
何処かで題材にされているモノを自分の作品にするのって難しいな、これ。
素直に然う思いました。
僕には書くのが無理な作品だと思います。
リズム感も在り、読み易い作品でしたが、僕の場合ジハードの小説版、漫画版を夫々10回は読んだ所為か、可も無く、不可も無くでした。

短編で人数多いと辛い。まず短編向きの題材じゃないというのを校正と打ち上げで散々言ったので省略。
俯瞰が多くて人物がイマイチ入ってきませんでした。今回と同じように歴史人物をモデルにしたご当地のときは読みやすかったのに。

一言でいうと田中芳樹の銀英伝っぽくて好きです。キャラクターの役割が被っているだけに余計にそう感じたのかもしれません。
文章がいつもより粗い感じがしましたが、それはそれで読みやすかったように思います(「てにをは」的な誤字や脱字がいつもより多かった気がしました。気だけかもですが)。
歴史説明が多いのとメインのキャラクター視点(?)が2つあったため最終的に中途半端な終わりになったのかなぁと感じました。

美作驟雨「美作古書店―神遊 KAMIASOBI―」
遊ぶとか実験とかはいいんですが、せめて規定枚数内でお願いします
人数が増えた辺りで急に話が見えなくなってよくわからなくなりました
二度三度読めば人数が増えた辺り以外は読みやすくなってきました

しゅうさんが昔書いてた『櫻ノ海』の別視点ショートカット版?、と『櫻ノ海』を読んだことがある私は感じましたが、読んだことのない人には何が何やらでは?
途中人数を大勢出す必然性がない、最後の決着部分が書かれないっていうのが気になりました。
文章的には人数を大勢出しているところだけやけに読みにくいというか変な感じがしました。

佐藤遠菜「わたしのかみさま」
ええと、これ5.で良いんですよね。
取り敢えず短いし、在り来たりの話だったのでサックリと読めました。
「世にも奇妙な物語」系ですね。僕世代だと「アウターゾーン」とか面白かったですよね。
あの頃のジャンプは良かった。
こち亀も両津がまだ確りしていて!
アウターゾーンと言えば、ミザリィが可愛かったですよね。そして、占いピエロの話が結構好きでした。
出だしの「殺したい」×3で、ああいうのを期待しました。
が、幸運の手の話でしたね。
ああ、然うか。
何処かで読んだ系統だと思ったらアウターゾーンの幸運の手だったのか。
言葉の表現が軽くて殺意が伝わってこなかったのが残念です。
逆に、サイコしたかったのかもしれませんが、サイコはもっと強烈です。サイコ的思考にも至らず、よく在るテンプレ電波の手法だったので、残念。
サイコな思考表現だったら、背筋が凍ったかもしれません。
主人公が一人相撲する話で、残念でした。

マイルドに言うと嫌いです
物語として機能してないですし、作者が判断して自主的に差し戻すべきだと思います

ストーリーがご都合主義過ぎなのと文章が安易すぎだと感じました。
18thの作品から考えるとどちらももっと推敲できたのは?と思います。
締切破りまくってる私がいうことでもありませんが、今回時間がなかったとかなのでしょうか?

比良連「神奉者」
水嶋ヒロの「カゲロウ」を何故か思い出しました。
切迫感の無い死との邂逅だなぁと思いました。
そして、凄く気になる表現が在って、其れが突き止められず吐き気を催して一日置いてから読んでみたのですが、ダメです。
主人公=作者は「異性とのセックス」という表現をしないと一般的なセックスのイメージに結びつかない人なのでしょうか。
他人様の性癖に兎や角言いたくは無いのですが、「異性とのセックス」という表現が3回続いていて、正に僕の集中力の糸も「ぷつんと切れたのだ」状態になりました。
此の「異性とのセックス」を何とか潜り抜けて、「京都の料亭」で再度、素っ転びました。
例え話なので突っ込むのもどうかと思ったのですが、当初、書き間違えといっているのですが、途中でキーボードでの入力作業という表現が出て来るのです。
Windows98SEくらいの時代ならまだしも、精々XP時代じゃないですかね。
そんな時代に「の」が抜ける事ってあり得るのかなぁ。。。とか思いました。
僕はMacですので予測変換をちゃんとしてくれますから「の」を抜かす事は少ないと思うのですが、Windowsであればあり得るのだろうか、という新しい好奇心が湧きました。
有難うございます、今度試してみます。

とても冗長に感じました
くどくすることで主人公の性格を表現したのだと思いますが表現は今の半分にしても充分伝わります
削ぎ落とすことができない結果枚数をオーバーしてしまうのは良くないと思いますし、筆の早いタイプならもっと工夫できたのではないか
それと、神道だと確かに死後は神になりますが、自殺者は現世での修行を途中で辞めてしまった魂の扱いになります
それなのに神になるとか言っちゃうのは理屈っぽい主人公のわりに安易だなと感じました

嫌いじゃないタイプのストーリーだし、文章は丁寧で読みやすいです。
ただ、思わせぶりな表現があまりにも多過ぎてそれらを考えながら読むと疲れます。
重要じゃないところの表現はもっと普通の言い回しにして良かったのではないでしょうか。

なな「終電小話」
GANKONを思い出しました。
どうも、神様のキャラが薄くて薄くて、悲しい限りです。
賽銭~の表現でGANKONを思い出しました。
思い出してから、少女のイメージがイサナさんに変わったので読み易く成りました。
話が短いので、このハッピーエンドなバージョンの他にバッドエンドバージョンも在ったら面白かったのでは無いかなぁと。
日本の神様は、崇めると幸せを齎しますが、貶めると祟るので。
と、此処までの作品を読んできて、皆、日本人なのに良い方の神様しか書いて無いじゃん。
あー、自分、祟りの方を書けば良かった。。。と後悔。
ってか、祟りみたいなモノを書いては居るのだけど表現、薄かったですね。
作品的には、女性作家の短編作品によく在る系統の話ですね。
四コマとかでも似た様な話は2作品程知ってます。

少女の姿の神様とか好きなんですが、なんとなくしっくりこないと思いました
言葉に感銘をうける理由が見えてこないせいかな
だって主人公そこまで切羽詰まってるように見えないし

イマイマイ「神はなし」
オリジナリティが在って、今回の創作文芸の中で一番、面白いなぁと思いました。
未知は面白い。
此れ、人間の本能。
「地獄先生ぬ~べ~」を思い出し、「月姫」を思い出し、「HOLiC」を思い出しましたが、其れでもオリジナリティが在って良かったと思います。
どうも、此の歳まで生きてくると既知が多くて、未知に廻り遭う事が中々出来ないのですが、今回は未知に廻り遭えましたので少々幸せです。

キャラクターとストーリーバランスの良い作品だったと思います。
ただ、最初の2行の位置づけがよめなかったのと、主人公の名前が読めなかった(杢埜「もくの」でいいの?)ので出だしでいきなり突っかかりました。
最後まで読んで、センセ側から見た話が読みたいなと思いました。
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